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職人技






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「安土城」大手道横の石垣です。
発掘調査され城内には修復された石垣もありますが、この石垣は当時のまま残っているものだそうです。
1576年から築城が開始されたので、約430年前のものがそのまま残っているという事になります。


「安土城」他、多くの織豊系城郭に携わったとされる石垣職人集団を“穴太衆(あのうしゅう)”といいます。
近江・比叡山山麓、現在の滋賀県大津市坂本穴太の石工集団です。
石の積み方は“野面積”。
“切込接”と比べてみると隙間が多く見られ一見耐震性は弱い様に見えますが、石垣の奥や石の隙間には小石が詰められており耐震性は“切込接”より強度だと言われております。
また隙間がある分、雨水など浸透した水分も外に排出され中からの水膨れも解消されるのだそうです。
江戸時代の石を加工する技術も凄いと思いますが、安土桃山時代の自然石を頑丈に積み上げる職人技もまた素晴らしいものです。

何事も“完璧”というのも結構ですが、ある程度“遊び”が必要なのかもしれませんね。















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by keta871 | 2013-12-29 08:08 | Comments(2)
Commented by あい at 2013-12-29 17:15 x
私たちの生活は、昔の方々の経験と知恵を元に築かれているんですよね。
石垣だけでなく、生活のあちらこちらにそれを感じます。
大工さんの技術なんて、その集大成ですよね~。
Commented by keta871 at 2013-12-30 04:24 x
あいさん
東京スカイツリーも昔(法隆寺のでしたっけ?)の建築技術を用いて建てたみたいですしね。
材料や道具は新しいのですが、基本は昔と変わらないのでしょう。
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