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柴田勝家公像 その4






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織田信長のNo2の柴田勝家と豊臣秀吉のNo2の石田三成。
勝家は後の天下人の秀吉との戦いに敗れ、三成も後の天下人の家康との戦いに敗れこの世を去る事になります。
天下を手中に収めんと何振り構わぬ秀吉と家康に対し、勝家は織田家を三成は豊臣家の事をそれぞれ純粋に守ろうとしての無念の最期でした。
忠義に厚い人物同士、しかも同じ様なポジションなのに歴史小説や歴史ドラマなどでは勝家と三成は描かれ方が違う気がします。
三成は“悪”として描かれる事もありますが、勝家はそういう事はありません。
勝家と三成、何が違うのでしょう?
思うに、勝家は常に第一線で現場に赴いて戦った武闘派で、三成は裏で政務を取り仕切っていた文治派だったという事。
信長より一回り年上だった勝家に対し、秀吉より二回り年下だった三成。
以上の事が要因として考えられるのではないでしょうか。
社長より年上で自分と同じ悩みや苦しみを体感しているバリバリの現場主義の上司だったら信頼出来ますが、肩書は上でも部署が違う同期の言う事は聞く気にならないですよね。
加藤清正や福島正則らの同年代から煙たがられる存在になってしまうのも理解出来なくはありません。


勝家最後の戦の時、可愛がっていた部下である前田利家に裏切られる事となります。
利家が親友である秀吉方に寝返ったのです。
その裏切りで敗戦が決定的となるのですが、勝家敗走中に利家と対面する機会があったそうです。
“これからは秀吉を支えてやってくれ”とか“みんな疲れてるだろうから茶漬けでも食わせてやってくれ”とかいう労いの言葉をかけたそうです。
恨み言は一切言わずに・・・



組織の中で好かれる人嫌われる人、昔も今も同じです。
でも嫌われる人も決して“悪”ではないと思います。
みんな大変なんです。。。















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by keta871 | 2013-11-07 03:03 | Comments(4)
Commented by あい at 2013-11-07 11:07 x
今日の最後のセリフ、胸に沁みました・・・
Commented by keta871 at 2013-11-08 00:10 x
あいさん
こんなに能書きを並べたのに、最後の一行で事が済んでしまいました。
あいさん、前を向いて頑張りましょうね!
Commented by あい at 2013-11-08 15:52 x
後ろ向いてるの、バレちゃいましたか?(^_^;)
様々な出来事の渦中にいると、色々なことが見えなくなっちゃいますね。
この表情の柴田さんのように、強い決意が持てるような人で在りたいもんです・・・
Commented by keta871 at 2013-11-09 05:17 x
あいさん
私も・・・後ろは見ていないつもりですが、前も見ていない気がします。
なーんて言っているうちは後ろを見ているんでしょうね。。。
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