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観音寺城 その22






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あなたが高校の教師だとします。
大きな困難にぶつかった生徒がいて、何かアドバイスを送らなければなりません。

『非難を浴びてもいいから、まずその困難から逃げなさい。
逃げるという事は困難を乗り越える為の立派な手段の一つです。
決して恥ずべき事ではありません。
そして最終的に勝利者になっていればいいのです。』

『おもいっきりぶつかって行きなさい。
一生懸命やってダメだったなら、それでいいではないですか。
ここで逃げたら一生悔いが残りますよ。』


教育者として、どちらが正しいアドバイスなのでしょう???















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松井秀喜といって真っ先に思い出すのが、高校時代の甲子園での5打席連続敬遠です。
超高校級スラッガーの松井はその試合では一度も勝負させてもらえず、結局松井の星稜高校は負けてしまい、これが甲子園最後の試合となってしまったのです。
勝利した対戦相手の名門校の監督は、前者を選択したわけです。
しかし、とにかく後味の悪さだけが残り、“高校野球って何をやっても勝てばいいの?”という疑問が今でも残っています。
そんな思いに拍車を掛けたのが松井の高校生らしい態度でした。
5打席黙ってバットを持って立っているだけでしたが、なかなか出来るものではありません。
もっとも5打席連続敬遠なんて前代未聞ですから、私なんぞにその気持ちも分かるわけありませんが・・・
私はというと、ボール球でも空振りするとか、バットを持たずに打席に入るとか、何かしら抗議の態度を示してくれ!なんてプロ野球を見ているかの様にエキサイトしていましたが、本人は至って冷静で大人の対応に終始しました。
試合後も泣くわけでもなく淡々とコメントする姿に、逆にこちらが苛立ち、そして切なくなってくる、そんな想いでした。
きっと一番悔しいのは本人なのに・・・



松井が所属していたタンパベイ・レイズから戦力外通告され選手生命の危機に立たされています。
人格者でも結果が伴わないと首を切られてしまう、当たり前ですが厳しい世界です。
今後どういう生き様を見せてくれるか、見守るしかありません。。。















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by keta871 | 2012-07-26 06:40 | Comments(2)
Commented by あい at 2012-07-26 14:24 x
松井選手のその試合、覚えています。
自身がかなり憤った記憶とともに(笑)
でも、今思うと、その監督もきっと精一杯だったんだろうなぁ・・・と感じたり。

松井選手は「お侍さん」です。日本人の心を持っていますから。
だから良い方向に向かってほしいです。

宮間選手、また泣かせるエピソードが報道されたじゃありませんか!
ちょっぴり涙出ました。
Commented by keta871 at 2012-07-27 02:33 x
あいさん
私、野球はアンチ巨人だしメジャーに行ってしまう選手はもう二度と日本でプレーしてほしくないと思っていますが、松井には本人にとって一番良い道を進んでほしいな、と思っています。

なでしこも、結果が良ければそういうエピソードも更に輝くものとなると思うので、油断せずに頑張ってほしいですね!
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