印象に残っている一枚に、ガンで闘病中だったプロレスラーの冬木弘道さんが亡くなる数時間前に写された写真があります。
人工呼吸器を付けベッドの上に横たわる冬木さんの表情が写されたもので、当時の東京スポーツの裏一面に大きく掲載された写真です。
「闘っている最後の姿を是非伝えて下さい・・・」
と夫人から依頼され、担当記者が“使い捨てカメラ”で撮影したもの、そしてその場に居合わせたその記者だけが撮影出来た写真だったと記憶しています。
一眼レフで撮ったものでも、プロカメラマンが撮ったものでもありません。
最新の機材を使う凄腕のカメラマンもその場に居ないと何の意味も無いし、完璧に撮影されたものも状況によってはリアリティーに欠ける場合もあると感じました。
写真を撮るうえで一番大切なのは、その場に居る事。
そしてシャッターを押す事です。
知識やこだわりが多くなるとシャッターを押す事をためらってしまう事もあると思います。
機材やうん蓄なんて関係ありません。
撮影したい場で、いかに無心でシャッターボタンを押せるか・・・です。
「人気ブログランキング」に参戦中です。
下のボタンを“ダァーッ”と1クリック、宜しくお願いします!
人気ブログランキングへ